2002年を通じて、あちこちのニュースサイトに「公衆無線LANサービス」のキーワードがよく登場した。ここでは、公衆無線LANサービスのこの1年を振り返り、今後の動向を検証してみる。
NTT東日本は、ADSLモデム「MN-II」の最新ファームウェア(1.11)を公開した。雑音に対する耐力とリンクの確立能力が向上している。
ドコモAOLは、NTT東西が提供を予定しているIP電話機器のレンタルサービスへの対応を表明した。対象はフレッツ・ADSLのユーザとなり、開始は2003年春頃を予定している。
NTT東日本青森支店は、青森県弘前市・八戸市の各一部地域にてBフレッツの提供をエリアを拡大する。
NTT東日本とNTT西日本は、2003年3月から、フレッツ・ADSLおよびBフレッツの利用者を対象にIP電話サービスの提供を開始すると発表した。NTT東西からは、通常の電話機を接続するための対応端末が提供され、ふつうの電話感覚でIP電話が利用できるという。
イッツ・コミュニケーションズは、NTT東日本のBフレッツ対応メニューや12MbpsのADSLサービスをあらたに追加する。また、2003年1月からは「かっとびワイド」の利用料を値下げする。
NTT東日本およびNTT西日本は、現在申請中の接続約款の変更申請に関して、情報通信審議会から出された答申に対応するための補正申請を行ったことを明らかにした。補正はおおむね審議会答申に沿った内容。
NTT東日本は、フレッツ・ADSLならびにBフレッツ接続用のPPPoEクライアントソフト「フレッツ接続ツール」(Windows版)をバージョンアップした。新バージョンの配布開始は12月20日から。
ASAHIネットは、公衆無線LANサービス「Mフレッツ」(NTT東)と「フレッツ・スポット」(NTT西)に12月25日より本格対応すると発表した。オプション料金は月額150円。
NTT東日本は、Bフレッツユーザを対象にIPv6を利用した実験を18日より開始すると発表した。トラフィックは地域IP網内に限られ、インスタントメッセンジャーやテレビ電話などのアプリケーションを用いた実験がメインとなる。
NTT東日本は、ニッポン放送などと共同で「ピアツーピア(P2P)配信」による大容量配信システムの検証実験を実施する。実験期間は12月18日から2003年3月20日。
NTT東日本は、群馬県でフレッツ・ADSLモアの提供地域を拡大、あらたに明和町と嬬恋村でも提供すると発表した。いずれも受付開始は12月17日で、提供開始は2003年3月10日の予定。
NTT東日本とNTT西日本は、平成14年度の接続料金の再申請をおこなった。12月6日にいったん申請されていたが、NTT東西で同一料金なのはおかしいとして、総務省が認可しないと通知していた。
NTT東西が申請していたDSL回線の収容条件を見直す接続約款の変更について、情報通信審議会は条件付きながらも認可することが適当との答申を行った。
NTT東日本は、企業内やMフレッツ対応スポットの構築向けに無線LANアクセスポイント内蔵ブロードバンドルータ「WL-1154-AP」を2003年1月6日より販売すると発表した。
BROBAは、NTT東が2003年1月より本格展開をする公衆無線LAN接続サービス「Mフレッツ」の対応コースを引き続き提供すると発表した。対象となるのは、インターネットパックプラン、ポータルプラン、ビジネスパックプランのユーザで、追加料金はかからない。
NTT東日本は、FTTH接続サービス「Bフレッツ」にて東京都桐生市での受付を12月9日より開始する。なお、提供されるのはビジネス、ベーシック、マンションタイプとなり、サービス開始は2003年3月上旬の予定だ。
NTT東日本は、ブロードバンドルータ「Web Caster BAR HG」の最新ファームウェア Ver.1.21の配布を開始した。Ver 1.20で追加されたマルチセッション設定機能が正しく反映されない場合があるという不具合に対処したもの。
NTT東日本は、公衆無線LANサービス「Mフレッツ」の本格展開を2003年1月より開始すると発表した。NTT東日本の各種フレッツサービスのオプションとして提供される。
NTT東日本は、本日より山形県・福島県・茨城県・千葉県・神奈川県の一部でフレッツ・ADSL 8Mタイプ/モアの申込受付を開始した。