さて、問題の筆者のiPhone 5sであるが、水没全損させてしまった元端末はSIMフリー版である。ご存知の方もいると思うが、iPhoneは基本的にSIMフリーの状態で出荷されて店頭に配備され、最初に挿入した通信キャリアのSIMカードでアクティベーションを行うことで、シリアル番号、IMEI番号等がアップルのデータベース上に登録され、その通信キャリアのSIMロック品となってしまう仕様だ。 筆者のようなSIMフリー版の場合は、あらかじめアップル側のデータベース上で、当該機がSIMロック版でないことが登録されている必要がある。 サービスプロバイダの窓口担当者によると、このSIMフリー版であることの登録に1週間程度を要するという。その間にうかつにSIMカードを挿入してしまうとSIMロックが掛ってしまうそうで、まずは1週間程度SIMカードを絶対に挿入せず放置し、頃合いをみてアップルコールセンターでSIMフリーとして登録が終わっているかどうかを確認したうえで、SIMカードの挿入とアクティベーションの実施をして欲しいということだった。 筆者は1週間も待ち切れずまだ3日しか経ってなかったが、サービスプロバイダに案内いただいたアップルのコールセンターに電話連絡。IMEI番号を伝え、要件を伝えたところその場でSIMフリー端末としての確認をしてもらえ、無事利用可能となった。各通信キャリアのSIMを抜き差ししてもちゃんと動作を確認。これで、iPhone水没事件も無事解決できた(それなりに費用は掛かったが)。 そんなこんなでiPhoneの水没全損によって、各社の補償サービスの比較や端末修理の実態を知ることとなった。世間では、まもなく発表されるという新型iPhoneの話題で持ちきりだが、筆者としてはぜひiPhoneにも防水機能を備えて欲しいと思った次第だ。※本文中に記載されている価格は、とくに断りのないものは税抜価格
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