iPhoneDoctorを含め、非正規の修理店が各地に急増している。iPhoneDoctorの場合は、本社で一定期間のiPhone修理研修を受けることで、FC店を開業できるそうだ。どういうルートで仕入れるのか詳細は教えてもらえなかったが、修理用の部材は純正品か非正規品か選べ、かつ正規プロバイダーよりも安価に修理等をしてもらえる。 その修理クオリティも一定の水準を満たしているので安心できるとのこと。非正規修理店の場合、粗悪な非正規部品を使い、また修理担当者自身も十分な修理知見が無いまま端末修理に当たる場合もあるそうで、できるならチェーン店系の修理店で見てもらうのがよいという。 筆者の水没端末の場合、アップルのサポートによる再生品への交換以外に再利用の手段が無いことの助言を受け、iPhoneDoctor青森店を後にした。同店チェーンはもともとPC等のデータ復旧も得意としていた。破損スマホの修理をあきらめるとしてもデータだけは復旧させたいというようなニーズにも対応してくれる。■アップルのオンラインサポート 続いてトライしたのは、アップルのウェブサイトからのオンラインサポートだ。ウェブの「サポート」をクリックし、「iPhone」を選択。左側のメニューから「修理」をクリックすると、iPhoneの修理サービスについての詳細が記載されており、さらに「その他の修理」をクリックして次のページに行き、保証対象外修理サービスを申し込んでみた。 このウェブサイトによれば、全損の場合の修理(端末交換)で、iPhone 6 Plusの場合38,800円、iPhone 6で34,800円、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5で31,800円とある。「配送修理」を依頼すれば、宅配業者が端末を引き取りに来て、その後再生品端末が送られてくる。 さっそく端末のシリアル番号を入力してみると配送修理のクイック見積が表示された。この段階での見積によれば、31,800円+消費税、送料、手数料で済むようだ。これは簡単でありがたい、ということで配達先住所等を入力し、保証対象外修理の規約に同意してみた。 ところが、最後のクレジットカード情報入力画面を見て愕然とした。前ページで表示されたクイック見積では31,800円+消費税、送料、手数料とあったにも関わらず、支払額は72,800円+消費税となっている。 送料、手数料でそんなに値段がつり上がるのだろうか。アップルに問い合わせするのも面倒なので、ここで入力は中断し、青森県弘前市にあるApple正規サービスプロバイダに行って相談することにした。 少々思い当たる節としては、水没させてしまったiPhone 5sは、アップルのオンラインで購入したSIMフリー版という点。アップルであればシリアル番号を入力した時点でどういうルートで入手した端末か分かる。通信キャリアが販売したSIMロック版とは保証対象外修理の価格も異なるのであろうか。このあたりはApple正規サービスプロバイダで伺ってみることにした。
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