■急増してきたiPhone修理専門店 2年半前に青森へ移住してきた筆者だが、まず青森にはアップルストアはない。東京など大都市圏にいるのなら、アップルストアのGenius Barに直行すればよいのだが、Googleで「アップルストア 青森」で検索してもりんごの無人販売の画像ぐらいしか出てこない……。 また転居当時は、非正規を含めiPhone修理店・カスタマイズ店が市内に皆無だった。ところが、今回久しぶりにググってみると、その後、何店か青森市内外にiPhone修理店が開店していることが分かった。さらに弘前市まで行けばApple正規サービスプロバイダもオープンしたようだ。 ともあれ、まずは居住する青森市内のiPhone修理店を当たってみることにした。訪問したのはiPhoneDoctor青森店。「iPhoneDoctor」は現在各地にFC展開しているiPhone専門の修理チェーン店で、持込で即日修理対応が可能という。さっそく電話をかけ、新青森駅に程近い「iPhoneDoctor青森店」に向かった。 対応してくれた青森店の川口篤臣氏は開口一番、「洗濯してしまった場合は修理不能な場合がほとんどと考えてください」とのこと。うっかり水を掛けてしまったという程度であれば、直ちに電源を切り、修理店に持ち込むことで修理できる場合もあると言う。 分解して内部に侵入した水分を完全に除去し、また水分で破損してしまった部材を交換することで再利用できる場合があるそうだ。端末のどの部分から浸水させるかにもよるが、iPhoneの場合、ディスプレイやスピーカー、マイク、カメラなどの個々のパーツがそれぞれ水分に弱く、仮にメインボードが生きていたとしても、これらの個々のパーツの動作を確認し、必要に応じて交換になるという。 ただし洗濯したケースのように、長時間水の中に浸してしまい、かつ洗剤入りの水分となると通電も良いため部品のショート率は高く、また錆びやすくなるそうで、もう復活させるのは不可能と考えるべきとの助言をいただいた。 iPhoneDoctorは非正規店であるので、ここで分解し修理を試みると正規サービスプロバイダーでの修理や再生品交換に応じてもらえなくなるという。この助言に従って、同店での修理は断念したが、他の水没端末の内部などを見せていただくことができた。 端末内に浸水してくると、当然電気が流れている各部品がショートして破損してしまう。水没品事例の写真を見せていただいたが、ディスプレイと本体を接続するコネクタ部分のショートによる火花でコネクタ周辺が白くなっているのとコネクタ接点内部も黒こげになっているのが分かる。
【木暮祐一のモバイルウォッチ】第99回 これぞ、“駐車場IoT”! 駐車場検索アプリ「Smart Park」のビジネス展望とは 2016年10月20日 日頃、自動車を足代わりに使っている人には欠かせなくなりそ…