フリーランスのライターというとどんなイメージを浮かべるだろうか。自分が属する業界や職業によってさまざまだろうが、一言でいえば「とりあえず仕事がある無職」みたいなものだ。気楽ではあるが「楽」ではない。 例えば、だ。フリーのライターなどと聞いて「ノマドワーカー」みたいな単語を思い浮かべ、優雅にスタバでMacを開いて原稿を書いてる、なんて思ったとしよう。 5分の1くらいはあっているが5分の4くらい「ブブーッ」である。 スタバで優雅にパソコン開いてるやつの90%以上はゲームやってるかFacebookに「いいね」狙いの投稿してるかのどっちかだ。自分でも原稿書きにスタバやファミレスを利用するが、基本長居するのでなるべく目立たない席で電源、窓際(電波が入りやすい)の順くらいで場所を確保し、取材メモともらった資料を広げながら背中丸めて(ここ重要)作業してる。それが現実だ。 さて、その日も午前中、秋葉原での取材を終えて、メイドじゃないほうのカフェで執筆作業をしていた。 次のインタビューが横浜で夜だったので、かなり時間が開いた状態。こういうときこそ、「サテライトオフィス」(カフェやファミレスともいう)が大活躍する。ちなみに、店には申し訳ないので、最低限食事を注文し必要なら飲み物を追加で注文する。これがサテライトオフィスのマナーだ。 3時間ほど粘ったところで、だいたいのテキスト作業が終わった。写真整理もそのまま続けようかと迷ったが、古いMacbookで画面が小さくあまりキレイでないため、これは自宅の大画面PCで作業することにした。インタビューまで時間があるが、とりあえず移動することにした。 そして事件は起こった。