製品の説明には「自撮り棒付きケース」となっているので、分類としてはiPhoneケースとみなせばいいのだろう。外観は樹脂製のケースだが、背面に自撮り棒が折りたたんで収納されている。使うときは、板状に折り畳まれたアームをはしご車のような原理で階段状に伸ばしていく。シャッターボタンはBluetooth対応しているので、市販の自撮り棒と同じように手元でシャッターが操作できる。
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自撮り棒で不便なのは、本体が手帳型のケースに入っていたりすると、ケースを外す必要がある点だ。そのため、観光地などでスマートフォンを持ち歩くとき、自撮り棒にセットしたまま移動することになる。
この製品なら、ケースに入れたまま好きなときにロッド部分を伸ばすことができる。背面にロッド部分を収納するため、厚さが13ミリと少し厚くなるが、ポケットに十分入る大きさだ。対応機種はiPhone7/8、iPhone Xだ。ロッド部分は高強度のアルミのため、本体重量も100グラムとそれほど重くない。
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板状のロッドだと、一般的な円柱ロッドに比べて強度が気になるところだが、メーカーがカメラの三脚を手がけているベルボンなので、実用上の心配はないだろう。色は黒、赤、ピンク、ホワイト(iPhone X用のみ)が選べるという。
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発売は3月下旬とのことで、価格は3000円前後になると見込まれる。
ベルボンのブースでは、他にも開発中のカメラ用スタビライザー(ジンバル)が参考出品されていた。こちらは、あくまで参考展示なので、発売などは未定とのことだ。
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