IDC Japanは6日、国内製造業向けアプリケーション市場予測を発表した。これによると2010年の国内製造業向けアプリケーション市場は2,245億7,900万円で、前年比成長率5.0%となる見込み。 製造業向けアプリケーションのなかでも、特にCore PLM(プロダクトライフサイクルマネジメント)アプリケーションの市場回復が早く、2010年は前年比成長率9.0%で市場規模は1,208億5,100万円と予測。IDCでは製造業向けアプリケーション市場は、ERM/CRM/SCM/BIなどの経営情報系アプリケーションよりも先に、設計系アプリケーションから市場回復したと分析している。 2010年のCore PLMアプリケーション市場を構成する機能セグメント別の市場規模をみると、設計情報に関わるエンジニアリングアプリケーションとcPDM(コラボレーティブプロダクトデータマネージメント)市場で、前年比成長率がそれぞれ7%を超えるプラス成長を遂げたという。2010年の国内Core PLMアプリケーション市場は、Mechanical CAD/CAM/CAE市場が661億4,200万円で前年比成長率11.7%と大きく市場回復を果たしたのに続き、cPDM市場規模が226億5,400万円で前年比成長率7.7%、Manufacturing Applications市場規模が247億7,500万円で前年比成長率3.9%だった。 2009年~2014年のCore PLMアプリケーション市場規模は、年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)4.5%で拡大し、2014年には市場規模が1,384億6,700万円に達すると予測された。2010年のCore PLMの機能別アプリケーションの内訳は、Mechanical CAD/CAM/CAEが53.7%と過半数を占めており、当該市場におけるCAD/CAM/CAEベンダーのシェアが強大であることを示しているが、2014年に向けてMechanical CAD/CAM/CAEの市場構成比は52.6%に縮小する一方で、cPDMの市場構成比は2010年の19.0%から2014年には21.2%へ拡大し、少しずつERPベンダーが提供するcPDM製品の市場構成比が高まると予測されている。
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