フィリップスのスマート照明「Hue」は、iPhoneやAndroidスマホの専用アプリから部屋の灯りをカスタマイズして、ネットワーク経由で操作ができる、いま流行のIoTデバイスだ。その詳しい使い勝手については、以前に詳しくレビューもしているので参考にして欲しい。 そのHueがアップデートされ、新しい機能やサービスに対応した姿を「IFA 2016」(ドイツ・ベルリン)のフィリップスブースで体験することができた。 今度のHueはLEDランプではなく、主にコントロールセンターになるブリッジの部分に革新が加えられている。前機種からアップルが推進するIoTのためのプラットフォームである「HomeKit」に対応していたが、さらに欧州でボッシュが展開する「Home Connect」やサムスンの「SmartThings」といったプラットフォームにも乗り入れることができるようになり、さらには今までのSiri以外にも、アマゾンのAIパーソナルアシスタントである「Alexa」によるボイスコマンド操作も受け付けることになる。なお新しいHueのブリッジは既存のLEDランプとの互換性もあるので混在させることに問題はない。 別途発売される人感センサーをシステムに組み込んでインストールすることで、ユーザーがHueのLEDランプを設置した部屋に入ったことを検知して灯りをオンにできる。時間帯によって異なる明るさや色のLEDを照らすといった使い方も、あらかじめアプリから値を設定しておけば対応可能だ。 スマホアプリの「Philips Hue」もユーザーインターフェースがすっきりと一新されて使いやすくなった。すでにHueを使っている方も最新版のアプリに更新してみることをおすすめする。 筆者が本稿を執筆している時点ではまだ、アップルのHomeKitとの連携を強める「iOS10」でどんなスマートホーム機能が実現されるのかわからないが、その中核的な製品としてフィリップスのHueが加わることは間違いないとみて良さそうだ。
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