今回は、iPhone/iPadの最新機種などに搭載されているSiriに対応したフィリップスの「Hue(ヒュー)」を取り上げてみよう。ボイスコマンドで家の照明のオン・オフが制御できるだけでなく、疲れを癒す効果や、仕事の効率がアップする照明色を声の操作によって切り替えられるスマートLEDランプだ。 フィリップスのHueシリーズは2013年秋に、モバイルアプリと宅内のWi-Fiネットワークを使ってスマホやタブレットからコントロールできるスマート照明として日本に初上陸。今年の春に発売された最新モデルでは、iOS機器との連携を深めた。Siriによるボイスコマンドに対応しただけでなく、アップルが家庭内のエレクトロニクス製品をiOS機器を中心に結びつけるためのIoT(モノのインターネット)のプラットフォームとして提案する「HomeKit」に対応している。 将来同じHomeKitをサポートする家電機器やセンシングデバイスと連動して、例えば気温や時刻によって照明の色を変えたり、家に不審者が侵入したら自動で照明を点けるといった使い方ができるようになるかもしれない。残念ながら今のところはまだHueシリーズとHomeKitベースで連携する家電機器は発売されていないが、サードパーティのモバイルアプリの「IFTTT」を活用してWebカメラと連動させたり、Hueの照明色と連動できる音楽プレーヤーアプリなどがあるので、すでにIoTらしいHueの使いこなしもできる。 最新のHueシリーズの核となる製品がHomeKitやSiriに対応する「Philips Hueブリッジ」と800ルーメンのLED照明だ。1台のブリッジに最大50個までのHueのLEDランプを接続してスマホからコントロールできる。動作環境はiOS 8以上、Android 2.3以上。将来HomeKit対応の製品を自在に連携させて使う場合はiOS 9以上の環境が必要になる。 初めてHueシリーズを使う方は、ブリッジに最新800ルーメンのLEDランプ3個をセットにした想定売価26,800円前後の「Philips Hueスターターセット v2」がおすすめだ。また、すでに発売されているHueシリーズのLEDランプを自宅で利用されている方は、想定売価7,400円前後のブリッジ単品販売を購入すればSiri対応のHue環境が構築できる。最新のLEDランプは明るさが従来モデルから約33%アップしたうえ、一般的な白熱灯よりも格段に省エネ性能を高く設計しているという。LED照明は長寿命なのでなかなか交換時期がやって来ないかもしれないが、もし取り替えるなら1本の想定売価7,400円でランプも単品販売を行っている。
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