「IFA 2016」(ドイツ・ベルリン)に出展するサムスンとLGが、それぞれに最新モデルとなるスマート冷蔵庫を発表した。トビラの表側に大型タッチ液晶を配置して、冷蔵庫の機能をコントロールしたり、テレビ番組も見られる。 サムスンは通常の2枚扉と大型の4枚扉の冷蔵庫に、大型のタッチ液晶画面を搭載するスマート冷蔵庫を秋に発売する。ボイスコントロールによる操作にも対応している。OSはTizenを採用。アイコンがスマホライクに並ぶ。冷蔵庫の細かな設定がタッチ操作で行えるほか、スピーカーを内蔵して音楽再生が行えたり、宅内の別室にあるテレビとWi-Fiでつなぎ、テレビ視聴アプリでストリーミング視聴が可能だ。Galaxy S6以上の端末と組み合わせればスマホの画面もミラーリングできる。 LGの冷蔵庫も、右側のドアにタッチ液晶を搭載する。OSがWindows 10になる。LGの方はまだプロトタイプレベルの完成度ではあるものの、ブースではスムーズに動作する姿が確認できた。年末から来年頭ごろに韓国で販売をスタートするため開発を進めている。こちらもマルチアプリ対応で、VOD視聴などが楽しめる。 一見すると突拍子もない製品だが、一般的に冷蔵庫が置かれるキッチンは、特に主婦層にとっては家庭内で1・2番目に長く滞在する場所だ。サムスン、LGの製品ともに、インターネットにつなぐことで、将来的にはスマート家電のコントロールセンターにしていく構想もあることから、あえて液晶搭載にこだわっているのが特徴だ。キッチンでテレビを見る機会が多いという人もいるだろう。だから、意外に「冷蔵庫で見たらどうですか?」という提案が響くことも考えられる。日本でも同様の製品が発売されたら話題は呼びそうだ。
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