大日本印刷(DNP)は3日、駅などの複雑な施設内で、現在地から目的地までのルートを3Dで分かりやすく案内するデジタルサイネージシステムを発表した。 ルートを3次元の俯瞰表現で表示し、複雑な空間でも直感的にルートを把握できる。デジタルサイネージには2次元コードを読み取れるカメラも取り付けられており、パンフレットやスマートフォンコンテンツとの連動も可能だ。 今回、DNPとJR東日本が共同でシステムを開発。JR東京駅構内(1階の中央通路インフォメーションセンター横と八重洲中央口、地下1階のステーションコンシェルジュ東京近く、丸の内地下中央口付近エスカレーター手前)に4台を設置し、7月3日~8月31日に有用性検証のための実証実験を行う。 専用のパンフレットに印刷された2次元コード(スマートフォン用のJR東日本アプリでも表示可能)を、デジタルサイネージに読み取らせると、画面に現在地から目的地までの案内ルートが3次元で表示される。インバウンド(訪日外国人)の利用を想定し、パンフレットは日本語版と英語版の2種を用意、デジタルサイネージもこの2言語に対応する。