大日本印刷は14日、スマートフォンのLEDライトなどを照射すると表面に文字や絵などが浮かび上がり、工業製品等の真贋判定に活用できるホログラム製品「DNPホログラム LED判定」を開発し、12月中の販売開始を発表した。 ホログラムに微細な凹凸形状が施されており、LEDの点光源の光を当てると文字や絵柄が浮かび上がるという仕組み。ハンディタイプのLEDライトやスマートフォンのLEDライトなどを使って真贋判定ができ、従来のような顕微鏡や特殊フィルムなど特別なツールを必要としないため、真贋判定する際の手間やコストを省くことができる。 ちなみにスマートフォンのカメラで、表面に文字や絵が浮かび上がった状態を撮影できるので、その画像をメールで送付して関係者間で真贋判定の結果を共有するといったことも可能だ。また、マイクロ文字など従来からあるホログラムのセキュリティ要素と組み合わせることで、更にセキュリティレベルを向上させることも可能だ。 従来の工程を変えずに新タイプのホログラムを製造できるため、従来から大きくコストを上げることなく導入できる。想定する販売先は自動車部品や工業部品、医薬品や化粧品のメーカーなど。2017年度の売り上げ目標は3億円。
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