NECは27日、「事業継続・エネルギー対策」において、システム導入期間の短縮と低価格化を実現する新ソリューションとして、「UNIVERGEシンクライアント 在宅勤務ソリューション」など3種の販売を開始した。 新ソリューションは、災害による出社制限時などでも自宅からオフィス同様の業務を実行できる「UNIVERGEシンクライアント在宅勤務ソリューション」、不測の停電などに備えたデータバックアップを低価格化で実現する「バックアップ・UPS導入パック」、および電力の見える化を短期間で実現する「モニタリングシステムスタートパック」の3種となる。 「UNIVERGEシンクライアント 在宅勤務ソリューション」では、シンクライアントシステム「Virtual PC Center」と小型シンクライアント端末「US300C」×20台、および企業内ネットワークに安全に接続可能なリモートアクセス環境(VPN環境)をセットにして提供。シンクライアント端末に無線LANを搭載し、自宅に無線LANが導入されていれば、簡単に企業内ネットワークにアクセスし業務を継続できる。価格は650万円から。 「バックアップ・UPS導入パック」では、データ保護のためのバックアップ装置とバックアップ媒体、無停電電源装置(UPS)、および安全かつ容易な運用を行うためのソフトウェアを同梱し、個別に購入する場合と比較し、約50%の低価格化を実現した。バックアップ媒体を安全に保管する「媒体保管サービス」および「媒体運送サービス」をあわせて利用することで、大規模災害などが発生した場合でもデータの安全な保護が可能となる。価格は8万500円から。 「モニタリングシステムスタートパック」は、ICT機器や空調機などの付帯設備の電力量をリアルタイムに把握するための計測機器(5か所分)と、その結果を分かり易く表示するためのソフトウェアをパック化した製品。個別に購入する場合と比較して、通常2か月ほどかかる導入期間を最短1か月に短縮するとともに、30%の低価格化を実現した。価格は120万円から。