エリクソンはストックホルム時間8日、ディープファイバ・アクセスソリューションにWDM-PON(Wavelength Division Multiplexing Passive Optical Network, 波長分割多重方式パッシブ光ネットワーク)技術を追加装備したEA 1100プラットフォームを発売した。 EA 1100プラットフォームは、40 Gbps WDM-PONに対応するもので、合弁会社LGエリクソンの成果によるもの。エリクソンはLGエリクソンを通じて次世代PONへの投資を継続していくとしている。WDM-PON技術が備わったキャリア・グレードのEA 1100プラットフォームは、イーサネットをベースとしており、対称型ギガビット・イーサネット接続を必要とする企業、モバイル・バックホール、アプリケーションで利用可能だ。 エリクソンのBroadband Access製品部門の長であるPhil Winterbottom氏は「エリクソンは2020年には500億台の機器が接続するというビジョンに向けて世界が動いていくことを想定し、接続スピードが継続的に向上する中、WDM-PONのような技術が高速接続を実現し、LTEのためのモバイル・バックホールといった応用で重要な役割を果たすようになります」とのコメントを寄せている。またLGエリクソンの最高経営責任者Jae Ryun Lee氏は「WDM-PONはすでに世界中の加入者にサービス接続を提供しており、40GbpsWDM-PONソリューションはエリクソンの世界中のチャンネルを介して世界でもっとも先進的な通信サービス・プロバイダに提供されます」とのコメントを寄せている。