NECは、昨年12月よりLTEの商用サービスを開始したNTTドコモ向けに無線基地局などを納入しており、一方のWRIは、中国において通信機器サプライヤーとしての販売実績や、独自開発したTD-LTE試作機による中国MIIT(Ministry of Industry and Information Technology)試験への参加などで、中国国内の通信分野におけるトップメーカーの1つに位置付けられている。
NECとWRIは「両社の強みを融合することにより、市場競争力のあるLTEシステムを開発していく」としている。なお、主に中国市場向けは、両社が2005年に設立した合弁会社(武漢烽火移動:Wuhan Fiberhome Mobile Communication Inc.)が、中国市場以外は主にNECが販売を行い、グローバルな事業拡大を目指す。 《冨岡晶》