MeeGoプロジェクトは米国時間25日、モバイル端末向けLinux OS「MeeGo」の正式版となる「MeeGo v1.0」をリリースした。 「MeeGo」は、Intel社の「Moblin(モブリン)」とNokia社の「Maemo(マエモ)」が1つに統合され、2010年よりスタートした、完全なオープンソースモデルによる開発プロジェクト。小型モバイルPC、ネットブック、タブレット、スマートフォンに加え、ネットワ-ク接続テレビ、車載情報システムなどの幅広いプラットフォームでの活用が見込まれている。 v1.0ではLinuxカーネル2.6.33/Qt 4.6をベースに、インターフェイス、電力管理やパフォーマンスなど、ネットブック用に最適化。デフォルトブラウザはGoogle Chromeが採用されている。開発者及びネットブックのアプリ開発者向けに公開されたもので、MeeGo API(Qt 4.6含む)、MeeGo SDKも公開されている。MeeGoは、今後半年に1回リリースされ、今年10月に予定されている次のMeeGo v1.1では、タブレットやハンドセットなどタッチ端末への対応が予定されている。 あわせて「MeeGo」の日本のユーザー会サイトがオープンしたとのこと。MeeGoユーザー会サイトは、MeeGoの普及を加速するために、ユーザー間のコミュニケーションを促進する日本語での情報交換の場となるものだ。サイトは以前より公開されていたが、31日にThe Linux Foundationがあらためてアナウンスを行った。なおThe Linux Foundationでは「MeeGo Seminar Spring 2010」講演のムービーも公開している。
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