日本ヒューレット・パッカードは29日、SAN(ストレージエリアネットワーク)環境構築を低価格で実現するファイバチャネルスイッチ「HP StorageWorks 8/20q FC スイッチ」と、エントリクラスのディスクアレイ「HP StorageWorks Modular Smart Array 2000」用のデータ複製ライセンスを発表した。出荷開始は6月下旬となる。
国内の外付型オープンシステム・ディスクストレージシステムのうち、システム価格500万円未満の価格帯は、高い成長率が予想されており、日本HPは2008年4月に、この市場にフォーカスした製品「HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual Array(EVA4400)」と「MSA2000」を発表している。今回発表の「8/20q FC スイッチ」を組み合わせることにより、SAN環境の構築がさらに安価に実行できるとのこと。
「8/20q FC スイッチ」は、8Gbpsファイバチャネルのスピードをサポートする1UラックマウントサイズのFCスイッチ。20個のポートを搭載し、ポート当たりの単価を抑えたほか、ホストバスアダプタやケーブル類をバンドルしたバンドルキットも用意し、同等構成の価格と比較した場合、約32%のコストダウンを行ったという。