この実験は、個々に構築した毎秒100ギガビット級のコア、メトロ、そしてアクセスの光ネットワークを、SDN(Software defined networking)の技術を用いて相互接続するもの。広域クラウドを構成する大容量通信ネットワーク技術への応用が期待されている。
アクセス・ネットワークの情報はメトロ・ネットワークに集められ、メトロ・ネットワークを集約してコア・ネットワークが構成される。これらの各光ネットワークに配備された各ネットワーク制御装置は、自らが管理する物理ネットワークを簡易的な論理ネットワークとして統合制御装置(SDNコントローラ)に情報提供するものとなっている。これにより、毎秒100ギガビット級トランスポートネットワークを含む大規模ネットワークを一元的に制御できるSoftware Defined Transport Networkを、相互接続実験により世界で初めて確認したとのこと。