スマホ撮影写真をその場で紙プリントできる富士写真フィルムInstax
富士写真フィルムの「チェキ」と言えば一世を風靡した超人気紙写真プリントカメラだが、現在でも富士写真フィルムを支える人気商品であり続けているようで、大きなブースが投入されていた。もともとは写真を撮影し、その場で紙プリントすることができるという商品だが、このデジタル化の流れの中、現在では2つの進化した商品に生まれ変わっているようだ。
1つはデジタルカメラにプリンタを搭載した製品「Instax Square SQ10」で、かつてのチェキのように写真を撮影し、単体でそのまま撮影した写真をプリントできるというもの。




そして、もう1つはWi-Fi機能を備えた写真プリンタでスマホの写真をプリントできる「Instax SHARE SP-3」というもの。
SQ10はハイブリッドインスタントカメラと呼ばれ、単にデジカメ機能で撮影したものを撮影するだけでなく、お好みのフィルタをかけてプリントすることができる。インスタグラムのように自分好みの雰囲気で写真をプリントすることができるのだ。この写真は長方形ではなく、正方形なので本当にインスタグラムのようだ。それにしても、正方形の写真を見るとみょうにおしゃれに感じるのは不思議なものだ。インスタグラムの影響だろうか?
また、本体にマイクロSDカードスロットを搭載しており、このマイクロSDの画像をプリントすることもできる。プリンタとしても使えるわけだ。
SP-3はスマホからプリントできるのだが、専用アプリを使ったプリントでお洒落な正方形のプリントが可能になる。そして、プリント時間はわずか13秒と極めて高速。専用アプリではいくつかのフィルタをかけることができ、自分好みの写真にアレンジすることができる。スマホで撮影した写真をその場でプリントできるので、パーティや旅行などで楽しい使い方ができそうだ。


スマホに便利なマンフロットの撮影デバイス
これを読んでいる人のなかにもスマホで自撮りとか自撮りライブ配信などをする人が多いのではないかと思うが、そんなときに考えるのが、どうやってスマホを固定しよう?ということだ。
カメラの場合のように三脚を使うという手があるのだが、「マンフロット」はスマホなどで使うための小型の三脚をいろいろと発売しているメーカーだ。スマホはそのままでは三脚固定用のねじ穴がないので、スマホを固定し、三脚に固定できるスマホホルダー(スマホーフォン用三脚アダプター)も一緒に使う必要があるのだが、これもマンフロットから「MCLANP」という製品が販売されている。
CP+のマンフロットブースには、スマホ用三脚製品がいろいろ展示されていた。スマホでの自撮りなどにあまり興味のない人たちにも、こんな製品があるんだとよいアピールができたことだろう。
マンフロットのこの種の製品で有名なのは僕も使っているPIXIシリーズ。3つの折り畳み式の脚で立てることができる。まあ、いわゆる三脚なのだが、サイズがコンパクトなのが利点でごく普通のバッグなどに入れて持ち運ぶことができる。スマホをしっかり固定して自撮りしたいという人にはこのような製品は注目だろう。




※iPhone Xのカメラで絶景を撮りまくれ!

作家・ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。小説「パッセンジャー」で10年以上前に河出書房新社から作家デビュー。IT関連など著書50冊以上。最近はYouTubeでチャンネル登録者10万人を目指している。