リコーは1日、屋内の非GPS環境下での位置情報ビジネスに参入することを発表した。その第一弾として、医療従事者や患者の動きを把握する医療施設向けサービスを提供していく。 屋内測位技術としては、RFID(Active)方式、音波方式、Bluetooth Low Energy(BLE)方式を用いて、業種や業態別に最適な方式を提案する。 参入第一弾として、6月から北海道札幌市の札幌道都病院において、医療従事者・患者の動きを把握する病院向けサービスを提供。人や物の位置情報と電子カルテシステムを連携して、患者、医師・看護師、医療機器の位置情報の把握を実現することで、業務効率の向上と医療事故の未然防止を両立させる。 同社は今後、医療施設向け以外でも小売店舗のPOSシステムや工場の生産管理システムなど、各業種固有の基幹システムとの連携したソリューションの提供を行っていく。