毎年秋に開催される世界最大級のエレクトロニクスショーIFAのプレイベント、グローバル・プレスカンファレンスが今年は香港で開催。イベントには世界中から300人を超えるジャーナリストが参加している。そこで今回、地元の香港で活躍するジャーナリストに、当地のスマホ事情をインタビューしてみた。■香港ではLINEよりもWhatsAppがトレンド<取材に協力してくれたジャーナリスト(写真左から)>・ERIC FUNG氏(オンラインメディア www.hogar.hk)・PANG SUNG KIT氏(オンラインメディア www.spill.hk)・DESMOND CHOW氏(オンキヨー&パイオニア コーポレーション)--- いま香港では10~20代の特に若い世代がどのようにスマホを使っていますか。KIT氏:やはりFacebookをはじめソーシャル系アプリが人気です。日本との違いは、こちらではTwitterがそれほど流行っていないことでしょうか。CHOW氏:香港ではWhatsAppが人気ですね。※WhatsApp:メッセージ、電話、写真、動画、ドキュメント、ボイスメッセージなどを送り合える無料アプリ。欧米を中心に高いシェアを誇る。--- WhatsAppが人気を集める理由は何だと思いますか。FUNG氏:消費するデータ容量が少ないからではないでしょうか。LINEなどに比べると差は大きく表れます。CHOW氏:香港市場ではLINEなどほかのソーシャルアプリに比べてWhatsAppが比較的早く入ってきたからということもあると思います。--- ほかに人気のアプリはありますか。KIT氏:やっぱりネットゲームですね。RPGやシューティングとか。アプリ内課金もけっこう積極的に使われているようです。■人気のスマホメーカーは?--- 特に人気のブランドや端末はありますか。CHOW氏:iPhoneはいうまでもないと思いますが、Androidではサムスンです。私はLGのスマホを使っています。きっと日本よりも端末の種類がたくさんあると思います。香港や中国ではサムスンのマーケットシェアがとても大きいです。--- これから香港でスマホまわりのテクノロジーや製品はどんなふうに成長していくと考えていますか。CHOW氏:生活のあらゆる場面にますます浸透してくると思います。FUNG氏:使い方も洗練されてくるのではないでしょうか。映画や音楽、ヘルスケアなど用途もきっと多様化してきます。--- ありがとうございました。