サムスン電子は、ドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2015」にて、「IoT」をテーマにしたブースを展開し、今年3月の「MWC 2015」で発表されたモバイル決済システム「Samsung Pay」のデモが紹介されていた。 こちらは同社のGalaxy S6/S6 edge/S6 edge+/Note 5の4機種で利用可能。本体に内蔵するNFCの近接センサーにより、磁気ストライプカード方式の決済端末との互換性も持たせた「MST(Magnetic Secure Transmission)」もサポートしたモバイル端末による支払いができるところにある。 すでに韓国、アメリカ、イギリスでは導入が始まっており、ヨーロッパ本土もスペインを皮切りに広がる予定だという。 使えるクレジットカードはMasterCardにVISA、アメリカンエクスプレスをはじめ多岐にわたって拡大中。MSTに対応しているので、店舗の商業端末の対応が容易であることから、実際に使える店舗もいっきに増えているという。 ブースでは約15秒でモバイル決済が完了してレシートが手渡されるまでのスムーズな使い勝手が体験できた。