東京ビッグサイトで17日、18日に開催された電設資材、照明、工具、セキュリティなど多用な設備の展示即売会「ジャンボびっくり見本市」で、パトライトはLEDや高輝度LCD表示板の情報表示システムを複数出展した。 LED情報表示システムは、近距離から遠距離まで視認距離によって大きさが異なるが、いずれも高輝度、高視野角で、カラー表示機能を備える。約50mまでの距離に対応した中距離視認タイプ「カラー文字表示板」は上下で別々に日本語と英語の文字情報を表示できる。 約5mまでの近距離タイプ「高輝度LCD表示板」はさらに多くの言語(英語、中国語、韓国語など)や情報を自由に表示し、外国人観光客や住民が多い場所でのバイリンガルな情報表示にも適しているほか、広告の表示にも対応。可搬式のカラー文字表示板「VGR320D-102M型」(仮)もあり、日本語と英語での表記が可能だ。 また、東日本大震災を受けて開発された、緊急速報「エリアメール」対応警報装置も参考出品。これは、携帯電話に配信されるエリアメールを受信し、文字情報として表示するシステム。携帯電話を持たない人にも即座に文字情報として伝えられる。文字だけでなく光や音(アラート)でも警報を発するので、公共施設などでも緊急性を訴求できる設計だ。同システムは、ソーラーパネルの搭載や停電時の稼働もでき、緊急時にも備えている。 なお、エリアメールはNTTドコモのサービスで、気象庁が発した震度4以上の揺れが予想される地震を警告する「緊急地震速報」、1m以上の津波が予想される「津波警報」、国や地方公共団体が発した台風や土砂災害などの避難情報が配信された時の「災害・避難情報」があり、いずれもすみやかな対応や避難を促すことができる。エリアメールは緊急時でも回線の混雑に影響を受けずに受信できるが、これを警報装置で表示することで、警報内容の周知がより徹底できる。■ダイソン掃除機やiPad miniが当たる!読者アンケートを実施中