キヤノンは業務用24型4Kリファレンスディスプレイ「DP-V2410」を10月から販売開始する。すでに発売中の30型4Kリファレンスディスプレイ「DP-V3010」に続く業務用4Kモニタで、撮影現場向けの小型軽量化モデルとなっている。 「DP-V3010」の高画質性能を継承しながら約50%、12kgという軽量化を実現。RGB LEDバックライト、IPS液晶パネルを採用した本体は、キャリングハンドルやスタンドを備えたモノフレーム金属ボディ。カメラ撮影時にディスプレイのファンを一定時間停止するモードを搭載し、DC24Vでの駆動も可能など撮影現場での使用を前提としている。 画像解像度は4,096×2,160、アスペクト比は17:9。映像入力は4系統、HDMIはHDCP2.2に対応し、4K解像度で60Pの表示が可能となっている。 「DP-V3010」と比較すると、小型化による解像度や入力端子数の変更などもあるが、4K Cinema RAW映像に対応し、外部ディベイヤー機器が不要となるなど、運用性に関しては進歩した面もある。また、次世代放送規格のITU-R BT.2020、ACESにも先行して対応している(「DP-V3010」もファームウェアアップデートで対応予定)。