富士ゼロックスは7日、4K映像データ・音声データ・LANデータを、同時伝送できる「4K HDMI・IP光伝送器」を発表した。5月15日より販売を開始する。 4K映像は、高解像度のためデータ量が多く、伝送可能距離が短いという課題があった。この装置は、800mの長距離でも遅延なく、4K映像データ・音声データと同時にLANデータ(1000BASE-T)も通信できる、世界初の光伝送器だという。データは非圧縮のまま、光信号に変換され、30フレーム/秒の4K映像データを1フレームのタイムラグもなく伝送できる。複合機向けに独自開発した技術を転用しているとのこと。 これにより、デジタルサイネージのように、映像機器とネットワーク対応機器を組み合わせたシステムでも、光ケーブルのみで構築できる見込みだ。そのほか、工場内の監視システム、教育現場でのタブレットを活用したアクティブラーニング、病院での手術映像の院内共有などの利用シーンが想定されている。 価格は、受信器・送信器ともに59万8000円(税別)。
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