一方、クラウドAS(AS131154)のラック類には、バックボーン(BGP)ルータとしてシスコの「ASR9006」と、アラクサラの「AX8616R」が活躍していた。ラックは2つあり、典型的な商用クラウドやプライベートクラウドバックボーンの構成になっていた。前編で紹介した「NVF」(Network Function Virtualization)は、このラック側で構築されており、出展社の要望に応じてLinux系VMベースのルータ・ファイアウォールのアプライアンスなどと組み合わせ、サービスチェイニングとして1つの機能で1つのVM、バーチャル・アプライアンスと連動させるShowNet流のNFV構築にチャレンジ。Interop期間中は、実際に19出展社が収容され、安定したネットワークの稼働を実現していた。
《井上猛雄》