MWC 2014に出展しているCanonical社は、オープンソースのOS「Ubuntu」のスマートフォン版を開発。今年中に発売予定の2機種のプロトタイプとともにOSのデモンストレーションを行っている。 UbuntuはLinuxベースのOSとしてPC版、サーバー版が提供されてきたが、同社ではモバイル端末版のOSの開発を進めている。 特徴は端末にハードウェアキーを必要とせず、グラフィカルなUIとタッチパネルのジェスチャー入力ですべての操作が完結するところにある。ホームメニューで、画面の左側から中央へスワイプするとアプリケーションのアイコンが並ぶ「ランチャー」が表示される。画面の右側から中央へスワイプすると「スコープ」と呼ばれる、「音楽」や「動画」などテーマごとにコンテンツをまとめた画面に切り替わる。 例えば「音楽」のスコープから検索を行うと、本体やクラウド上に保存されている関連コンテンツ、あるいはWeb検索も含めて縦断的に検索したキーワードにかかったコンテンツすべてが表示される。スコープはユーザーがカスタマイズして、「2014 WORLD CUP SOCCER」や「Balcerona city guide」など自由なテーマで作成することもできる。また画面左肩に表示されている「SEARCH」メニューからは、スコープを横断して本体・オンラインからすべてのキーワードに関連する検索も行える。 スマホ向けのUbuntu OSは現在開発が進められている途中。MWCのブースではGoogle NEXUS 4にインストールした状態でデモが行われていたが、中国のMeizu、スペインのbqからは年内にUbuntu OSをプリインストールしたミッドレンジクラスのスマートフォンも発売される予定だ。ネイティブアプリも現在SDKを公開しつつ、パートナーから提供されたものも含めて300近く揃えている。EvernoteやFacebook、Twitterなどメジャー系アプリは既に開発が終わっているという。
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