米アップルは、今年も6月に、「ワールドワイドデベロッパカンファレンス(世界開発者会議、WWDC)」をサンフランシスコで開催する。 今年のWWDCは“print("Hello, WWDC")”がスローガン。6月13日から17日にかけて、ソフトウェア技術に関するさまざまな講演や発表が行われる予定だ。 伝統あるビルグラハム市民公会堂にてスタートし、OS X、iOS、watchOS、tvOSの今後について、さまざまな講演やテクニカルセッションが行われる。例年通り、Apple Design Awardsも同時に開催され、ベストアプリケーションの表彰も行われる。サイトではチケット申し込みが可能で、ランダムに選ばれた参加者にチケットが発行される。日本時間4月22日まで受付中。 なおWWDCでは、毎年アップルからさまざまな発表があるのが通例だが、その1つとして、今年は「OS X」の名称が「MacOS」に変更される(戻る)ことが噂されている。昨年より公開されているアップルの情報やファイル名称などで、「macOS」という表記が復活しているためだ。この真偽も、WWDCで明らかになるだろう。 もともとMac(旧名称Macintosh)のOSは、「System」というシンプルな名称でスタート(日本版は漢字Talk)。System 7までがリリースされ、8以降「Mac OS」に正式名称が変更された。さらに、UNIXベースの完全新規のOSとして「Mac OS X」が登場。Mountain Lion(10.8)で「OS X」に変更されるという、やや複雑な経緯をたどっている。旧来のMacユーザーにとっては、嬉しい回帰かもしれない。
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