クアルコムとドイツテレコム社は2月25日(スペイン時間)、世界初となる通信事業者による「LTE Direct」のトライアルを、ドイツで共同実施することを発表した。 「LTE Direct」は、500メートル以内の範囲で、数千個のLTEデバイス同士で、情報のやりとりを可能とする新技術だ。消費電力の少なさから、従来のBluetooth通信やWiFi Directに代わる技術として期待されている。標準化プロジェクト「3GPP2」のリリース12でLTE Directの標準化が行われており、今年末に完了する予定となっている。 なお今回の「MWC 2014」において、クアルコムとサムスンのトライアル端末とLTE Directに対応した基地局を使い、プロトタイプデモが披露されるとのこと。