日本電気(NEC)は5日、Android OS搭載のタブレット端末やスマートフォンなどから、企業などの組織内に設置してあるパソコンに接続し、社内システムの利用を実現するリモートデスクトップ・ソフトウェアの販売を開始した。 ネットワーク環境とタブレット端末があれば最短15分でセットアップが完了。クライアント型の製品のため、サーバの設置・設定などが不要となっている。スマートデバイス端末には、社内業務システムのデータは転送されず、パソコンの画面イメージのみ転送されるため、セキュリティを確保しながら、社内業務システムへの接続が可能となる。 さらに、新しい画面操作機能を搭載し、かな入力を含めた日本語入力の操作性を高めたのが特徴。タップやピンチなど、スマートデバイス特有の画面操作が可能なほか、アプリケーション画面のサイズ変更のための専用ボタン、画面四隅の操作などの細かな操作を簡単に行えるソフトウェアマウス、さらに画面上の資料全体を把握しながら文字入力が行える透明キーボードなどを採用した。 価格は、100ライセンス30万円~(税別)。NECは今後、iOSやWindowsなどに対応OSを拡大し、3年間で5万ライセンスの販売を予定している。
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