ソリトンシステムズは27日、スマートデバイスのビジネスプラットフォームDMEの新バージョン「DME4.0」の販売を開始した。新機能「AppBox」の搭載と、iOS6への対応が特徴となる。 「DME」は、スマートフォンやタブレットを安心して業務に利用するためのビジネスプラットフォームで、BYODにも対応できるソリューション。「セキュア・コンテナ」という手法をとり、業務利用する会社専用の領域をデバイス上に確保。会社はこのコンテナだけを管理し、ユーザーはコンテナ内でのみ、会社のメールなどの情報資産を利用できる。 新バージョン「DME4.0」では、スマートデバイス上に簡単にモバイルアプリケーションポータルを構築できる「DME AppBox」という新機能を搭載。デバイス標準のブラウザは利用せず、セキュア・コンテナ内の「DME AppBox」のブラウザエンジンを用いて、スマートデバイスの利便性はそのままに、社内外のコラボレーションツールやSFA、CRM、ERPなどの情報資産にアクセス可能とした。「DME AppBox」はHTML5にも対応しており、JavaScriptを用いて個別にカスタマイズしたアプリケーションも利用できる。 また管理者はDMEの認証情報とDME管理サーバのアクセスリストとを連携させることで、各利用者のスマートデバイス上に簡単に自社のモバイルアプリケーションポータルを構築できる。自社の既存のWebアプリケーションやクラウドサービスアプリを、スマートデバイスに登録・管理できるため、自社独自の「アップストア」のように運用管理が可能。 そのほか、ユーザーインターフェイスが改良されたほか、DME起動中のスクリーンショット禁止(Androidのみ)なども可能となっている。「DME AppBox」単体の価格は、クラウドサービスが1デバイス300円/月(50デバイス利用時)、オンプレミスが1デバイス8,300円となる。
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