ソリトンシステムズはInteropの会場で、「スマートテレキャスター」のiOS版のデモを実施。「Best of Show Award」のモバイル&ワイヤレス部門で特別賞を受賞した。 スマートテレキャスターとは、撮影中の映像を携帯電話網を経由して送信。専用のソフトをインストールしたPCで受信するシステムのこと。回線状況に合わせて映像の圧縮比を自動でコントロールするため、電波環境が悪い状況でもブロックノイズが発生しにくいという。さらに、映像が途切れたときでもサブフレームが配信され続けるため、画面が暗転してしまうことが無い。 スマートテレキャスター自体はAndroid向けのものを2年前から提供してきたが、iOSに対応したのは今年4月からとのこと。以前から消防や警察などの現場で導入されており、事件現場の映像をリアルタイムで中継するために用いられてきた。東北地方太平洋沖地震の際には自衛隊にも導入され、現地の情報を収集するために役立てられた。 なお、スマートテレキャスターにはビデオカメラで撮影したハイビジョン映像を伝送できる、HD版の製品も用意されている。こちらはTOUGHBOOKや専用の送信機にモバイルルーターを複数接続。ビデオカメラからの映像を、高画質のまま送信することができる。主にテレビ局で利用されており、中継車が無くてもフルHDテレビでの表示に耐える映像を送信できるとのことだ。★Interopの情報は、イベント情報メディアの「ExpoTODAY」でもチェック可能です。出展社情報ほか、資料ダウンロード、会場マップも展開します。