東芝は21日、本田技研工業(Honda)がさいたま市で実施しているスマートホームシステムの実証実験に参画することを発表した。今後両社は、スマートホームでのエネルギー最適化などを目的とした実証実験を共同で推進する予定だ。 Hondaは、2012年4月から、さいたま市の「E-KIZUNA Project」の取り組みの一環として、埼玉大学隣接地のスマートホームシステム実証実験ハウス2棟で、モビリティーを含めた日常生活領域でのさらなるCO2排出削減を目指した実証実験を行っている。 2013年度中に完成予定の3棟目には、両社のエネルギーマネジメントシステムを導入する。HEMS構築のための通信規格「ECHONETLite」に対応したスマート家電、太陽光発電システム、ガスコージェネレーションシステムといった創エネルギー機器、家庭用蓄電池や電気自動車(EV)といった機器を制御できるスマートホームシステムの構築を目指す。 実証実験では、東芝がスマートメーターを活用し、この3棟をつないだコミュニティ内のエネルギーマネジメントや家庭内機器の制御を、HondaがEVや創蓄エネルギーを担当し、両社のクラウド連携、機器間の相互接続性の実現、EVに搭載した二次電池「SCiBTM」のリユースに関しても検討する。
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