カカクコムは29日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」に蓄積されるアクセスデータや価格情報などを調査/分析した「価格.comトレンドサーチ」として、パソコンとパソコン周辺機器に関するレポートを公表した。 これによると、2010年6月~2012年6月の過去2年間で、「価格.com」のパソコンとパソコン周辺機器のカテゴリへのアクセス数(PV)として、「ノートPC」がトップを独走。週間PVが常に300万を超え、ピークには500万PVをオーバーするほどの人気ぶり。その勢いは今後も衰えそうにない。 2番手は「デスクトップPC」「プリンタ」「液晶ディスプレイ」が集団を形成しているが、これに割って入る勢い見せているのが「タブレット端末・PDA」。過去2年間に2番手集団が100万PV超で推移するなか、「タブレット端末・PDA」これを大きく下回っていた。 しかし、昨春ごろからPVを大きく伸ばし始めると、昨夏ごろには100万PVを突破。2番手集団に仲間入りした。今春には一時的に集団のトップにたち、デスクトップPCとの激しい2位争いを繰り広げている。 これらの2番手集団に続き、3番手の集団を形成しているのが50万PV前後で推移している「外付けHDD」「SSD」「MP3プレーヤー」「Macノート」「マザーボード」。なかでも注目されるのは「SSD」。PCパーツながらも着実にPVを増やし、それまで上位にランクしていた「外付けHDD」と3番手集団のトップを争うまでになった。 こうした状況から今夏のボーナス商戦を占うと、ノートPCはスリムボディをうたう新ジャンルUltrabookが台頭するなど、首位の座に揺るぎはない。注目は2位争いで、これまでの勢いをそのままに人気をさらに高めようとする「タブレット端末・PDA」が優勢か。 あるいは、4月にインテル最新の第3世代Coreプロセッサー・ファミリー(開発コード名:Ivy Bridge)が発表され、これを搭載したモデルが続々と発売されていることをうけ、「デスクトップPC」が巻き返しを図るか。両者の2位争いはますます激しくなりそうだ。