KDDIとカカクコムは10日、飲食領域での新たなサービス開発のための合弁会社を設立することを発表した。4月1日付で設立する。 カカクコムは、この2月より、グルメサイト「食べログ」を通じて、飲食店向け予約管理アプリ「ヨヤクノート」の提供を開始。導入した飲食店からは、予約に関する業務負担の軽減、顧客管理システムの高度化について、好評価を受けているという。一方で、「ヨヤクノート」の導入は、アプリだけでなく、業員が共有・閲覧するためのタブレットもセットで必要」となる点がネックとなっていた。 今回KDDIが、「ヨヤクノート」導入店に対し、初期設定済みのタブレット端末を提供。飲食店ごとに異なる利用制限などの設定も行う。あわせて、KDDIの決済ソリューションの提供、集客のための販促システムの提案なども行う方針だ。 本合弁会社の詳細については、2016年度内を目途に協議・検討を行う方針。出資比率はKDDIが51%、カカクコムが49%。