通信会社の米ベライゾンは19日(現地時間)、第1四半期(1~3月)の決算を発表した。いち早くLTEサービスを拡充した効果で、売り上げ・利益ともに好調な結果となった。 売り上げは282億4000万ドルで前年同期比4.6%増。利益は16億9000万ドルで14.8%増だった。1株あたりの利益は59セント。事前の予測では売り上げが281億7000万ドル、利益が1株あたり58セントだった。 米国では市場の飽和により携帯電話、スマートフォンの契約増加は鈍化傾向にあるが、ベライゾンは信頼性の高いネットワークとLTEネットワークの拡充により堅調な契約増加を果たした。iPhone 4Sの貢献も大きく、第1四半期に320万台を販売したという。iPhone 4Sは収益性が低いが、契約増加には大きな効果があった。