NTTドコモは26日、国内の通信事業者として初めて、日本と韓国、日本と米国の間におけるVoLTEの国際ローミング接続に成功したことを発表した。韓KT Corporationおよび米Verizon Wirelessと協力し、実証実験を行った。 KTとの実験では、品質保証型の高音質通話およびビデオコールの発着信に世界で初めて成功。Verizonとの実験では、日本と米国間で初めて、長距離間でのVoLTEによる高音質通話に成功した。 この実験は、商用のネットワークと同じ環境で実施。「S8HR(S8 Home Routed)」方式技術を用いて、既存のLTEデータローミングサービスを、そのままVoLTEに流用した。VoLTEによる通話およびビデオコールの発着信に成功した。これにより、ドコモが国内で提供するVoLTEサービスが、海外でも利用可能となる見込みだ。 ドコモは、VoLTEによる国際ローミングサービスを、2015年内に提供する予定。