近年の通話サービスでは当たり前となっていた「VoLTE(Voice over LTE)」だが、日米間での利用は実現していなかった。これに対し、KDDIと沖縄セルラーは、6月中旬より、国内通信事業者で初めて、アメリカおよび韓国との間でのVoLTEサービスを開始することを発表した。
「VoLTE」サービスにより、音声通話中のWeb閲覧やメール送受信も利用可能。対応端末は、Xperia X Performance SOV33など、2016年6月より順次発売される「au世界サービス」対応機種より。料金はVoLTE利用時でも従来と同一。24時間980円で日本と同じデータ量が使える「世界データ定額」にも対応する。エリアも今後拡大の予定だ。
なおアメリカでは、同国最大の通信事業者であるVerizon Wirelessと、韓国では、世界で初めてVoLTEの国際ローミングを開始したLG U plusと提携。両社のサービスエリアでの展開となる。
《赤坂薫》