NTTドコモも同イベントに大きなブースを構えており、5G時代のゲームのライフスタイルを提案している。

ブースの中には幕張の局舎から専用線を引いて5Gの基地局が設置されており、ファイナルファンタジーのVRやその他ゲームが楽しめるようになっている。NTTドコモ コンシューマビジネス推進部 瀬崎氏は「5Gの特徴は高速、大容量、低遅延。ゲームの開発や中味もかわってくると思うが、その周辺環境、つまりゲームの楽しみ方も変わってくる。オンラインでつながりながら自分から発信して実況中継したり、攻略動画を見ながらゲームをしたり(といったシーンもでてくるだろう)」と話す。


また、これまではeスポーツやモバイルのゲーム大会になるとLTEかWi-Fiしか選択肢はなかったが、Wi-Fiだと1APあたり50台くらいしか接続できない。しかもエリア設計が非常に難しい。5GはLTEのように面展開はしにくいが、ある特定のエリアをカバーするには向いているだろう。

NTTドコモは商用サービス開始時と同等の5Gネットワーク環境を、ラグビーワールドカップでプレサービスとして提供しようとしており、その実証実験の場としの役割も果たしている。ちなみにスタジアムでは全国8会場のスタジアムを5Gエリア化。スタジアムで観戦しながら、ドコモが用意する5G端末で試合を多視点でリアルタイム視聴できる「マルチアングル視聴、報道写真を5G端末を利用してアップロードするなどの取り組みが予定されている。


なお、今後登場してくるであろう5G対応端末。5Gの通信をつかんだときの表示は、しっかりと5Gと表示されるようだが、5Gの定義が各キャリアによって異なるかも知れないという声も聞かれた。