「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」は、その名の通りWiMAXに対応した端末だ。すでにNTTドコモからは、「GALAXY S」「GALAXY S II」「GALAXY S II LTE」といった3種類の端末がシリーズで登場しているが、KDDIからは初登場となる。しかも、いきなりWiMAXを搭載してきたことから、「GALAXY S II LTE」の対抗製品にも感じられる。
なお、詳細なスペックは前回の記事を参照していただきたいが、WiMAX以外の魅力と言えば、画面の大きさだろう。4.7インチの有機ELディスプレー「HD SUPER AMOLED」は、はっきり言って綺麗だ。この大きさについては様々な意見があり、かつてのPDAみたいだという声も聞かれるが、今後はこのサイズの端末が増えてくるだろう。普段、iPhoneを使っているカメラマンも、「バッテリーさえ持てば画面は大きいがいい」という意見だ。筺体サイズも約69×133×9.5ミリと、GALAXY Sと比べると長くなっている。それでいて厚みと幅は「GALAXY S II」とほとんど変わらないため、持ちにくいということはない。さらに、アプリ画面は「GALAXY S II」の8枚(8ページ)に対し、4枚(4ページ)となっている。4.7インチとなっていることで、1ページに表示できるアイコン数が増えたことも関係しているのだろう。簡単な操作が求められるスマホでは、ページ切り替えは少ないにこしたことがない。
さらに、au端末ということで、「LISMO Player」「ナビウォーク」「au災害対策」ほか、写真・動画の自動バックアップサービス「au one Photo Air」、SNS連携アプリ「au one Friends Note」などといったキャリア独自のアプリも盛りだくさんだ。スマートフォンにおいてSNSとの連携が当たり前になり、その使い勝手が求められてくることを考えると、「au one Friends Note」も注目だ。「au one Friends Note」はFacebookなど複数のSNSが連絡先やリストとして統合されたものだ。連携できるサービスは21種類にもなる。たとえば、Facebook連携ではリストの横に「F」マークが登場。友達の更新をタイムラインでチェックできるほか、特定の人だけをチェックすることも可能だ。わざわざFacebookアプリを立ち上げなくても、電話帳ライクなインターフェースから更新がチェックできる。