KDDI研究所は24日、WindowsやLinuxだけでなく、Solaris for SPARCなど、異なるOSが混在するクラウド環境を柔軟に作り出せるクラウド構築基盤の実現に成功したことを公表した。
従来の多くのIaaSで対応可能なOSは、Windowsや一部のLinux系OSに限られていたため、多くの企業が利用しているSolaris for SPARC、HP-UX、z/OSなどのOSで動いていたITシステムは、クラウド環境に移行することが困難な場合が多かった。また、OSごとに必要なハイパーバイザ(サーバ仮想化ソフトウェア)が異なるため、さまざまなOSで構成されたITシステムをすべてクラウド環境に移行するためには、複数のハイパーバイザを使いこなす必要があった。