IDC Japanは22日、2010年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場予測を発表した。これによると、2010年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場規模は940億8,800万円となり、前年と比較して3.7%の成長だった。 コラボレーティブアプリケーション市場では、統合コラボレーティブ環境が2009年の大きな落ち込みから回復したことが、プラス成長に寄与した。また、顧客にとって投資効果を理解しやすいチームコラボレーティブアプリケーションや会議アプリケーションが、国内経済状況に依存せずに堅調だった。コンテンツアプリケーション市場でも、従業員同士の情報共有基盤の更新需要、Webコンテンツ管理やコンプライアンス対応といったソリューションが顧客の支持を得て、プラス成長に回復した。 2011年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は、東日本大震災の影響を受け、前年比成長率マイナス3.7%、市場規模905億8,100万円と予測された。さらに、震災復興需要とユーザーのリプレイスで投資が回復し、2010年~2015年の年平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)は2.2%、2015年の市場規模は1,047億3,600万円と予測された。