日本ヒューレット・パッカードは19日、プライベートクラウド環境の早期導入と運用の効率化をサポートする構築サービス「HP CloudStart」を発表した。 「HP CloudStart」は、同社が提供するIT環境構築ソリューション「HP Hybrid Delivery」を構成する主要サービスの1つで、統合インフラソリューション「HP BladeSystem Matrix」をインフラ基盤に、プライベートクラウド環境に必要な管理ツールと構築サービスを標準パッケージにして提供するものだ。クラウド環境で必要となるデータ保全/監視・可用性保全・課金・管理などの機能を事前に定義することにより、ニーズに最適なプライベートクラウド環境を構築する。導入にあたっては、ワークショップを通して、プライベートクラウド導入後の課題・問題点をあきらかにするとともに、構築時に必要となる要素および機能の共有と検討を行う。次に、プライベートクラウド環境構築に向けて策定したインフラ設計方針をもとに、あらかじめパッケージ化された設計パターンから最適な構成を選定し、ハードウェア到着後約30日の短期間でプライベートクラウドの構築を実現する。構築後には、運用担当者への技術移管を支援するトレーニングも実施する。 さらに、構築後の運用効率化を支援するため、ネットワーク環境の一元管理を実現する「HP CloudStart Network」、クラウド基盤環境の運用管理を自動化する「HP Cloud Service Automation for Matrix」、手順書に基づいた運用作業の自動化を実装する「Operations Orchestrations」、VMware Chargebackを利用し、動的リソースに対応した課金環境を実装する「Chargeback Implementation」などの構成オプションを用意。この他、クラウド環境でのビジネスを高付加価値化するコンテンツも構成オプションとしてラインナップする。 あわせて同社では、「HP CloudStart」をはじめとするクラウド関連の各種ハードウェア、サービスを取りまとめたトータルソリューションの提供を推進する「クラウド事業本部」を立ち上げる。より効率的なプライベートクラウド導入やパブリッククラウドサービスの利用を可能とする見込み。
【Interop Tokyo 2018】ネットワーク機器をクラウド管理!ディーリンクジャパンからIoT時代の新提案 2018年6月14日 ディーリンクジャパンは6月13日、幕張メッセで開催中の「Intero…