ソフトバンクテレコムは25日、企業向けリモートアクセスサービス「『ULTINA Security Platform』セキュアリモートゲートウェイ」に、新たに「SSL-VPNトンネリングタイプ」を追加したことを発表した。申し込みから最短1.5か月前後で提供を開始する。 「SSL-VPNトンネリングタイプ」は、従来よりもさらに簡単に社内ネットワークへのVPN接続を実現するサービス。汎用的なプロトコルである「SSL」によるインターネット利用の容易性に加え、iPhone、iPadからワンタップで社内LANへのリモートアクセスが可能になる「VPNオンデマンド機能」と、移動中に、接続するネットワーク環境が変化してもVPNセッションが維持される「ネットワークローミング機能」を搭載している。 「VPNオンデマンド機能」により、利用者はiPhone、iPadからワンタップでVPNに接続でき、社内の環境へ簡単にアクセスできる。また、従来の「IPsecタイプ」ではシステム管理者が行っていた「VPNオンデマンド機能」を有効にする端末ごとの設定ファイル作成や、個別配布などの作業が不要となるため利用までの工数が削減される。「ネットワークローミング機能」では、移動においてWi-Fiと3Gネットワークで通信方式が切り替わった際もVPN接続状態が維持されるため、再接続しなくても、業務を継続できる。 リモートアクセス機器の導入および運用保守は、ソフトバンクテレコムデータセンターにて実施。ユーザーは、端末からのインターネット接続環境を用意するだけで、簡単に導入できる。利用料金(税込)は初期費用が1,050円(20同時接続)~、月額費用が31,500円(20同時接続)~。