インターネットイニシアティブ(IIJ)は15日、企業ネットワークの機能を仮想化し、モジュールとして提供する新型ネットワークサービス「IIJ Omnibus」を発表した。9月より提供を開始する。 IIJ Omnibusは、SDN/NFV技術を活用したクラウド型サービス。IIJがクラウド上の専用領域に生成する「NPS」(Network Processing System)をゲートウェイとして、インターネット、セキュリティ、WANなど、必要な機能をモジュールとして提供する。 宅内(拠点)に設置する機器は、IIJから無償提供されるサービスアダプタ1台で完結する。これにより、ルータ、VPN、ファイアウォールなどの専用機器が不要になるという。サービスアダプタを接続するだけで、センター側との自動接続、自動管理機能により簡単にWANを構築できる。 NPSは、IIJ独自のSDNオーケストレーターによって、クラウド上に自動生成される。また、ほぼ無限に仮想空間上で拡張できるため、規模拡大にも柔軟に対応可能。提供する各モジュールは、最低利用期間の設定がなく、利用料金は日割となる。