KDDI研究所らは、移動体設備に加えて固定系設備も仮想化したテストベッドで、運用フローの完全自動化の実証に、世界で初めて成功。「Interop Tokyo 2015」(6月10日~12日@幕張メッセ)で、同実験のデモを行う予定だ。 この実験は、KDDI研究所が、日本ヒューレット・パッカード、シスコシステムズ合同会社、ノキアソリューションズ&ネットワークス、テックマヒンドラリミテッド、日本電気と協力して、移動体設備に加えて固定系設備も仮想化したテストベッドを構築し、本テストベッド上で運用フローの完全自動化の実証を行ったもの。 移動体通信機能(各種EPC機能)/固定系機能(CPE機能)/その他の共通系機能を、仮想化基盤でソフトウェア化し、横断的に管理制御するテストベッドを構築。ソフトウェア化されたEPC機能あるいは汎用基盤の異常に対してアラームを検知し、即座に障害復旧できることを、世界で初めて実証したという。 この成果は、第5世代モバイルインフラ(5G)の実現に向けた重要ポイントとなる見込みだ。■Interop Tokyo 2015・会期:6月10日(水)~6月12日(金)・会場:幕張メッセ(JR京葉線『海浜幕張』駅下車徒歩5分)・主催:Interop Tokyo実行委員会・展示会予定来場者数:約14万人(同時開催イベント含む)・予定出展社数:約500社(同時開催イベント含む)・入場料:5000円(事前登録により無料)1枚の入場証で同時開催展すべてに入場可