インフォコーパスは16日、IoT向けセキュリティ技術「IoTセキュリティフレームワーク」を発表した。 「IoTセキュリティフレームワーク」は、昨今注目を集めている“あらゆるものをインターネットに接続させる”IoT(Internet of Things)化を進める上でのセキュリティ強化を目的とした技術で、プライバシー保護やセンサーのなりすましの防止を可能としている。 IoT化は便利になる半面、センサーやゲートウェイの盗難、データ汚染、なりすまし、乗っ取りといったセキュリティ面での脅威が予測されている。また、プライバシー面でも、個人の特定や個人属性推定が可能なデータの取得が可能になるため、そうした情報の漏洩や悪用といった懸念もあった。 「IoTセキュリティフレームワーク」は、そうした脅威や危険性を軽減するための技術となり、セキュリティ面では、まずIoTに関わるセンサーがきちんと動作をしているかを確認する死活監視を行うことで、センサーやゲートウェイの故障や盗難の早期発見を可能にする。また、ゲートウェイ認証を行いつつ、「詐称マイニング技術」という技術を採用することでゲートウェイとクラウド間のセキュリティを強化。 プライバシー面では、クラウドに蓄積されたIoTデータを匿名化技術を用いることで、個人情報の仮名化、属性の切り落とし、曖昧化等の匿名化処理を行うなど、漏洩時のリスクの軽減を実現している。 これらの技術は、同社が提供するIoTサービスプラットフォーム「SensorCorpus(センサーコーパス)」に7月1日より実装されるとのこと。
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