日本電気(NEC)は25日、会員向けのポイントサービス機能や会員管理機能・顧客情報分析機能・プロモーション管理機能をクラウドサービスで提供する「NeoSarf/CRM(ネオサーフ/シーアールエム)」の販売を開始した。サービスの提供開始は9月より。 「NeoSarf/CRM」は、会員情報の登録や変更、会員に対してポイントの付与・利用を提供する「会員管理・ポイントサービス機能」、顧客の購買傾向や購買層などを分析する「顧客情報分析機能」、クーポン付きレシートなどのキャンペーンを管理する「会員プロモーション管理機能」の3つを、クラウドサービスとして提供するもの。 会員情報管理機能を装備し、購買金額に応じた会員ランクの設定や、会員ランクごとの管理も可能。また、会員別ポイントや誕生日ポイントなどさまざまなポイントサービスをリアルタイムで処理できる。また購買頻度・購買金額や会員属性を活用した商品購買分析など、購買データをベースとした多彩な顧客情報分析サービスが利用できる。そのほか、POSでのレシートクーポンの発行や、メルマガなどによるキャンペーン情報の発信など、さまざまなチャンネル(店舗、WEB、携帯など)による販促サービスとの連携が可能となっている。 既存システムとデータ連携を行うインターフェイスを、標準的な通信プロトコル(https)で提供。これにより、既存のPOSシステム、売上管理機能や、WEBサイト(会員向けサイト、ECなど)、キオスク端末などさまざまなシステムとの連携も簡単に実現している。 これまで大規模な顧客管理システム構築の場合と比べ、システム導入・運用等にかかるコスト(TCO)を5年間で最大約30%低減することが可能となる見込み。利用料金は、月額150万円(税別)からで、NECは「NeoSarf/CRM」を今後3年間で50社(1万店規模)への販売を目指す。なおNECは、2009年10月に百貨店や大手通販事業者向けにECシステムをクラウドサービスで提供する「NeoSarf/EC」を発表しており、今回の「NeoSarf/CRM」は、流通業の企業成長を支えるクラウドサービス「NeoSarf」の第二弾のメニューとなる。
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