
楽天エコシステムで楽天グループサービスを活性化
基調講演はまず楽天の事業説明からスタート。楽天の2017年のグローバルGTV(世界での取扱総額)は1200億ドル。グローバルの会員プログラムは2017年現在12億人ですが、「2020年には20億人にする」と意気込みを語りました。


楽天のビジネスモデルは「楽天市場」や「楽天トラベル」を始めとする多くのインターネットサービスと、「楽天カード」「楽天銀行」「楽天Edy」などのフィンテックサービス、「楽天kobo」「楽天Viber」などのデジタルコンテンツ。人々の暮らしを幅広くカバーする多彩なサービスを展開し、それら楽天グループ内のサービスを、楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に結びつけることで、独自の楽天エコシステム(楽天経済圏)を形成しています。三木谷氏は「会員プログラムを軸とした楽天エコシステムが楽天の強み」だと言います。


楽天の基板となる「楽天市場」は、よく日本でAmazonにたとえられますが、三木谷氏は「Amazonとは大きく異なる」と強調。「楽天市場」はショッピングモール。「私たちのコンセプトは、小売業者とユーザーのネットワークを再構築すること」。また配送の「ワンデリバリー」についても意向を示しました。
国内最大規模のショッピングサイト「楽天市場」を始め、開始から3年間で150万件の取り扱いとなり、MVNOのシェアNo.1を誇る「楽天モバイル」。開始から12年で会員数1500万人を突破し、2017年の1年間のカードショッピング取扱高が6兆円に到達。国内のクレジットカード会社の中で取扱高1位となったクレジットカードの「楽天カード」など、国内トップクラスの事業を多く手掛けています。

