16日に開催された「Security Day 2009」は、国内のセキュリティ関連機関や企業など産学官の専門家が集まり、セミナーやパネルディスカッションが開催されるイベントだ。定員100名であり、トラックは1つのみという地味なカンファレンスだが、参加者のほとんどが、公的機関や業界団体などのセキュリティプロフェッショナルであり、セッションによっては内閣官房情報セキュリティセンターからのパネラー参加もあった。NHKの取材カメラが入るなど、ピンポイントで注目度の高いイベントといえるだろう。
Security Day 2009の第2セッションでは、「セキュリティの可視化について」というタイトルで、各界の研究者などから監視ツールの可視化やネットワークシステムのモデル化、自動化に関する発表と議論がパネルディスカッション形式で行われた。登壇したのは、中尾康二 (Telecom-ISAC Japan)、金岡晃 (筑波大学大学院)、堀良彰 (九州大学)、井上 大介 (情報通信研究機構)、鹿野恵祐 (JPCERT/CC)の5名だ。